木製ガレージって高額なイメージがありますよね…?
ご希望に応えてキットハウスにガレージ仕様を設定しようとすすめると、様々な問題点がでてきました。
開口部にシャッターを取り付ければOKではありません。
不具合があって多くの改良点が見つかりました。
ガレージはシャッターでイメージが一変します。
小屋とガレージの違いを整理してみます。
シャッターで見た目が変わる木製ガレージ
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上の写真はシャッターだけ合成です。
ガレージはシャッターで印象が大きく変わるとおもいませんか?
外壁や屋根で印象が変わりますが、開口部のシャッターはその比率がかなり高いように思えます。
カラーや材質が影響してます。
木製だと高級感が増しますよね。
ガレージをセルフビルドしようとする方も多くいます。
まず、最初にシャッター選びから始めるのが良いのではないでしょうか?
木製や電動式が普及
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高級住宅街で見かける木製シャッターは、それだけで300万円以上もかかる商品もあります。
以前は高額なので憧れの木製シャッターでした。
でも、近年は手ごろな価格の木製シャッターが増えてきました。
電動式もかなり普及してきてます。
電動ガレージは憧れる方も多いでしょうけど、ぜひ欲しいオプションです。
セルフビルドできないシャッター施工
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ガレージをセルフビルドする方からの質問です。
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シャッター取り付けは難しいですか?
シャッター部分の組立は専門業者に依頼しましょう。
以前に私はやってみましたが、シャッターは意外に重くて扱いがとても危険です。
取り付けには専用の工具や経験とノウハウが必要です。
巻き込み事故などでケガをする恐れがあります。
シャッターメーカーでは取り付けは専門員が施工することとして、DIYを推奨していません。
シャッターは毎回動かす可動部です。
適切に取付しないと不具合が生じて人身事故につながったり、商品の保証サービスが受けられなくなります。
木製ガレージの基礎工事

自動車ガレージの基礎は土間基礎が基本です。
基礎面に自動車重量を支持する強度が必要です。
バイクガレージでも同様です。
軽量で強度が必要ない場合でもオイル漏れや重量を考えると、コンクリート土間基礎をおすすめします。
基礎設計では床高さも大切
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ガレージの土間基礎は床高さ(土間底面)が大切です。
底面が高すぎると車両やバイクの出し入れの際に、スロープ(こう配)を急にしなければなりません。
床高さが低いと、雨水や土砂ゴミがガレージ内に入り込みやすくなります。
建築する位置や面積とともに、適切な底面高さを検討しなければなりません。
整備したり愛車を眺めるガレージハウス
ガレージの使用目的を明確にしましょう。
- 車庫機能だけで良いのか?
- 洗車したり整備をするのか?
- 愛車の展示機能を求めるか?
を、検討してください。
整備できるプレハブ式のガレージもあります。
最近は愛車を眺めてくつろぐスペースがあるガレージが人気です。
ドアを設けたり、窓や換気計画、車両の動線を検討しなければなりません。
ガレージに求めることを決めて設計し、水道や電気が必要か考えていきましょう。
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幅2.5×奥行5mでは狭い?
乗用車は2m×5mのスペースで収まります。
ドアの開閉や乗降を考えると、幅3.6mくらい欲しいものです。
コンビニやスーパーの白線は幅2.5mくらいが一般的です。
意外にそれほど広くは感じませんよね…。
後部がハッチバックドアなら、開閉のために奥行きが5m以上必要になってきて、高さも確認しましょう。
敷地が面する道路からの車庫入れも考えなければなりません。
カーブにも注意です。
ガレージのための敷地は、意外と広く必要なことを意識しておいてください。
完全セルフビルドは困難、プロの助けも
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シャッターがあるガレージの完全セルフビルドは難しいでしょう。
- シャッターは専門員の取付になる
- 基礎工事は経験がある事業者の方が良い
- 電気、水道工事は資格や許認可事業者の助けが必要
以上の事から地域の専門事業者に相談した方が良いと思います。
東京都の武蔵村山市からエクステリア専門会社ModernCreateが伺います。
どんなガレージライフをお考えですか?
ガレージ外観はシャッターで決まります。
設計時には完成後にどのようにガレージを使うかのイメージも重要です。
- 車両を収納するだけなのか?
- 少し整備をするのか?
- カフェスペースを付けるのか?
これらで必要なライフラインや基礎設計が変化します。
- 住宅街か?
- 郊外か?
- 建ぺい率、容積率
- 用途地域
によっても、ガレージの制限があります。
シャッターの種類、換気や内装の制限にも注意
シャッターは、防火制限や風圧によって設計する必要があります。
風圧力により、シャッターの強度が決まります。
防火地域や準防火地域によっても内装の制限を受けます。
建材を不燃材にしたり耐火構造にしないと建築できないことがあります。
ガレージには車両などの原動機が格納されるわけで、換気や室内の防火も検討しなければなりません。
ガレージをセルフビルドするには、DIYでできる部分とプロのノウハウが必要なところを事前にしっかり話し合う必要があります。
基礎とシャッター以外は
基礎設計が出来上がり、シャッターの注文先まで決まれば事前準備は大丈夫です。
それ以外の建築は小屋作りを一緒でDIYが可能です。
火災の恐れがあるので電気工事は有資格の電気工事士に依頼します。
メンテナンスがあるので水道工事も事業者に依頼した方が安心です。
他の部分はガレージだってセルフビルド可能だと思います。
ガレージのセルフビルドは、
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どの部分を事業者に依頼するのか?
コレを、しっかり計画することから始まります。
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