ポリカーボネート波板で屋根を葺いてから、約1ヵ月ほど経過しました。
8月初旬に、現場に行って仕上げ作業をしてきました。
ポリカ波板で葺いてから何回か雨が降りました。
けっこうな強風が吹きつけた日もありました。
でも、点検したところ、雨漏りの形跡はありません。
いきなり雨漏りする事はないと信じてましたが、心配でした。
よく見てみましたが、問題なさそうです。\(^_^)/
施工地は北海道の豪雪地なので、一冬を越えてみないとわかりません。
今のところ、積雪強風地でもポリカーボネート波板で小屋の屋根を葺くのはアリだと思います。
今回は、一応、小屋の完成になる仕上げを紹介します。
防犯対策で施錠するためにドアノブの取付けです。
見た目よりも意外と簡単なので、それが伝わればうれしいですね。
小屋の仕上げをした
2mも雪が積もる地域なので、雪が降ってくる前に様々な道具資材を収納したいです。
今のところ施錠できないので、物置倉庫としても使えず中途半端になっていました。
なので、せめて部材や工具、ゴミ類を収納できるように仕上げしてきました。
波板屋根材の軒出しは4cm?
水切り金物をつけませんでしたが、波板を4cmほど軒先から出してます。
雨水は庇や壁面などの木材部に当たらず濡れてません。
濡れやすい軒先の鼻隠し部分は、木部腐朽が早くはじまる箇所です。
だからといって軒先から屋根材を出し過ぎるのも問題です。
「雪庇」という積雪強風地にできる雪塊の庇が屋根上にできるので、軒から出た波板が折れ曲がり破損する可能性があります。
4cmくらいが限界かな…?
と、カンに頼り自分で決めました。
ひと冬越えてみないと何とも言えませんので、どうなることでしょうか?
室内の天井まわり仮設資材を取り除く
念のための安全と、補修があるかもしれません。
屋根上の作業が終わるまで仮設資材を取り付けたままにしてました。
天井部分に取り付けていた仮止めの梁や仮設資材、足場材をはずします。
仮設ではない二本の梁は残っています。
積雪荷重により二本の梁に引っ張りの力がかかります。
木材は引っ張りに強いので大きな断面の梁は必要ないと考え2×4材にしました。
長さ3m以上の材料が不足し、接合部を補強し継いでいます。
施工地は吹き溜まりでない限り、積雪が大きくなりません。
屋根上は強風で吹き飛ぶので荷重はあまりかからず、積雪耐荷重の心配はありません。
これで小屋の天井まわりはスッキリして、トップライトの明かりがよく入ります。
外部の破風板などを取り付けた。
梁パネルの接合部を隠すために、1×4材の板を取り付けました。
継ぎ手を隠すのはとても簡単に仕上げ良く見せる事ができます!
ポリカーボネート波板の下に強風が吹き込みめくれ上がるのを防ぐために、破風板を取り付けました。
施錠のためにドアを仕上げる
現場は山林近くで人通りの少ない所です。
盗難やイタズラ防止を考えなければなりません。
知られてませんが、工事現場では頻繁に盗難があります。
小屋を作っている段階でも貴重品の管理に気を付けて、こまめに施錠しましょう。
施錠のために鍵付きドアノブを早く取り付けることにしました。
ドアノブを取り付ける
小屋には3枚のドアを設置しました。
ドアノブは3カ所に取り付けます。
販売されてるドアノブの構造はどのメーカーも大体同じような構造です。
少しだけドアの木材部分を加工します。
どのドアノブ製品にも取り付け説明書が付いてますので、取付方法や寸法を確認します。
ドアノブ取付は、木材部に直径22mmの穴を開ける作業がメインです。
取付方法はほとんどのメーカーが共通しています。
ドリルビットが21mmしかなかったので、これで強引にグリグリして何とか直径を1mm広げて取り付けました。
手作業ですが木工用ノミがあると、ラッチがしっかり納まりキレイに取り付けできると思います。
意外と簡単なドアノブの穴あけ
難しそうな作業に見えますよね。
ドアノブについている図面に従って穴あけしていけば、作業はとても簡単です。
今回取り付けたドアノブメーカーの本体軸が細く、本体穴は小さくても問題ないです。
加工はできるだけ小さくするのが良いです。
8mmほどの細いドリルビットしなか無くて何度も穴あけして穴径を広げました。
本体穴がバサバサになっています。
見えなくなる箇所なので気にしない…。
先にラッチ(下画像の白い部品)を取り付けて、本体軸が入ることを確認してネジ止めしていきます。
ストライクを取り付ける前に
開口面積が大きい観音開きドアなどは歪みがでやすいです。
ドア部分が枠に当たらずに開閉できることをよく確認します。
それからドアノブ取り付けにかかります。
この小屋はドア部分の下が当たってしまい、扉がうまく閉まりませんでした。
基礎部分をジャッキで調整して画像のとおりです。
丁番の取付位置を変える方法も
ラッチとストライクを取付後に開閉問題に気づいてドアの調整をすると、せっかく取り付けたラッチがストライクに入らなくなり、再び取り付け直す二度手間になります。
ドアの開閉をよく確認してから、ラッチが入るようにストライクの高さを調整しなければなりません。
基礎だけではドアの開閉が調整できないことがあります。
壁面床面に歪みがあり、そのひずみが弱い開口部にあらわれます。
そんな時はドアの丁番を付け替えて調整しましょう。
5mmほど丁番の位置を上げて、ドア下があたるのを防ぐことができました。
丁番をずらしてドアがしっかり閉まるように調整してから、ストライクを取り付けます。
扉がしっかり閉まるのを確認してから、ストライクを取り付けてラッチが入ることを確認します。
コツは、最後にストライクを取り付けること
最初のうちは時間がかかります。
でも、ゆっくりと丁寧に進めていけば、ドアノブ取付は初心者でも必ずできます。
コツは
- ドアがしっかり開け閉めできることを確認
- 最後にストライクの位置調整する
ドアノブが完成すると、ついつい勢いで先にストライクも取り付けてしまいがちです…
ココに注意です!
失敗しても補修できるので…
ドアノブの取り付けは一見難しそうですが、やってみると意外と簡単です。
ドリルの穴あけは、失敗が許されずプレッシャーがかかります。
でも、失敗しても木工なので、パテ埋めや接木、ドア部材の交換など補修方法はたくさんあります。
ぜひ、DIY初心者も挑戦してみて下さい!
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