小屋づくりに欠かせない電動道具2選

小屋に使う電動工具は2種類 小屋を作る

セルフビルドの小屋作りで、必ず必要な電動工具。

ホームセンターで品ぞろえも豊富で価格もピンキリ。

どの価格帯で、何を用意すれば良いのか?

どれくらいの性能が必要?

電動工具のことがイマイチわからないDIY初心者も多いでしょう。

小屋を作るために必要なのは「付ける」ことと「切る」ことです。

DIY道具の中では圧倒的に高価なのが電動工具です。

小屋作りを始める前に入念に検討し準備しましょう。

主に使う電動工具は2種類

ホームセンターではプロ用の電動工具も販売されてます。

何に使うのか、どう使うのか、よくわからない工具もありますよね…?

たまにDIYする程度の方は、どんな電動工具を用意すれば良いのでしょうか?

ゆくゆくは小屋作りをするけど

こんな方も多いと思いますので、アドバイスになればと思います。

ネジで連結するインパクトドライバー

木材資材を連結するにはインパクトドライバーが必要です。

木材をネジで「付ける」ためには、インパクトドライバーが必要です。

建築で使うコーススレッドを締め付けるトルクは、できるだけ強い方が良いです。

最大締付けトルクが140(N/m)以上があった方が良いでしょう。

コレくらいあれば、木材に下穴を開けなくても、そのまま打ち込むことができます。

下記のような「充電式コードレスで、18Vタイプ、3.0Ahバッテリー2個付き、ケース付き」セットがおすすめです。

2個のバッテリーは他の工具と共用できます。

TD149DRFX”はバッテリー、充電器、ケースセットです。

↓セットの最新のモデルは”TD172DRGX”です。

ビットも用意しよう

ビットと呼ばれるドライバーの先端のような道具も用意しましょう。

コーススレッドというネジを締めるので、ビットと呼ばれるドライバーの先端のような道具も用意しましょう。

ビットが10本以上入った商品があるのは、すぐに破損するからです。

電動工具のトルク性能が向上してきて、ビットの負荷も高くなり破損頻度が多いためです。

数本は用意しておいた方が良いです。

プラスビット(十字ビット) には小さい文字で、2番(#2)1番(#1)と表記されてます。

数字が小さいと先端も小さくなりますが、一般的コーススレッドの主流は2番(#2)です。

ドリルビットのサイズが合わなくてビスが舐めたり、うまく打ち込めないことがあります。

それはビットのサイズが1つ違うだけでもしっかりと噛み合いません。

ビスナメしたりして適切に打ち込むことができません。

また、下穴をあけるためのドリルビットも買っておくと便利です。

電動ドライバーとの違い

インパクトドライバーは、ネジ締め時に打撃を与えて強く締め付ける仕組みです。

打撃で強くねじ込むため、電動ドライバーとは最大トルク差が大きく違います。

電動ドライバーの最大締め付けトルクは、70(N/m)程度です。

コーススレッドをツーバイフォー材に打ち込むには下穴をあける必要がありますが、インパクトドライバーなら下穴不要です。

一棟の小屋を作るには打ち込み本数が数百本に達します。

下穴あけ作業があるか無いかでは作業効率が大きく変わります。

バールとセットで使う

インパクトドライバーに欠かせないバールは大小何種類かあると良いでしょう。
必ず用意したいバール

コーススレッドをとめる時は、キレイに面を揃えるために木材を押さえつけなければなりません。

一人でも微調整することができるバールは、インパクト作業に欠かせないツールです。

バールの使い方で木材連結の仕上がりが大きく変わります。

地味ですがキレイに仕上げるためにはバールが必ず必要です!

電動インパクト作業では絶対に用意しておきたい道具です。

木材を切る丸ノコ

丸ノコは小屋作りに必須アイテムです。コードレスは電源不要でコード不要だと取り回しが良く、とても使えます。

手ノコでカットしても良いですが、面積が大きい合板などを切るのは重労働です。

木材カットは頻繁にあるので、丸ノコは小屋作りに必須アイテムです。

しばらく性能の変化はなかったものの、近年、コードレス登場により技術革新がおきたといっても良いのではないでしょうか?

コードレスは山奥でも電源不要で、コードが絡まったりしません。

作業現場でも取り回しが良く、とても使えるツールです。

インパクトドライバーとバッテリー共用がおすすめです。

165mmあればツーバイ材も

丸ノコは装着するチップソーの径が125mmもありますが、小屋セルフビルド向きなのは165mmモデルです。

チップソーの刃の出し方は調整できて、165mmあれば、38mm厚のツーバイフォー材のカットが可能です。

ツーバイフォー材のカットがたくさんあるので、165mmは重宝します。

インパクトと比べてバッテリー消耗は大きい

電動コードレス丸ノコは、インパクトと比べてバッテリー消耗が大きい
3.0Ahバッテリー使用時のカット量

ただし、負荷が大きいのが原因なのか、丸ノコはバッテリー消耗が激しいので注意しておいてください。

上記写真は、3.0AhのBL1830Bバッテリーを、フル充電からなくなるまでカットできたツーバイ材の量です。

けっこう使っているバッテリーなのでヘタってて、新品だともっとカットできると思います。

6.0AhのBL1860Bバッテリーならかなり長持ちするでしょう。

下記の”HS631DZS”は、バッテリーが付属しない丸ノコ単品です。

↓こちらは”HS631DGXS”で、バッテリー、充電器、ケースセットですが、18V6.0Ah×2個付きなので高価です。こちらを購入するならインパクトは本体のみで良いでしょう。

バッテリー互換性があるので、CL182FDも

おすすめの18Vの掃除機(CL182FD)
18Vの掃除機(CL182FD)

マキタの電動工具は、インパクトドライバーや丸ノコ以外にも、多種類の工具にバッテリーを使いまわすことができます。

集塵機、サーキュレーター、草刈り機などなど…

バッテリーの高性能進化により、様々な工具のコードレス化が進みました。

私がおすすめなのは、18Vの掃除機(CL182FD)です。

家庭でも毎日使えます。

少々、音がうるさいのが難点ですが、吸引力は申し分なくバッテリーの容量も十分です。

紙パック式とカプセル式

CL182FDは、紙パック式もカプセル式も併用ができます。
紙パック式とカプセル式

紙パック式は交換時が手軽ですが、紙パックコストがかかるのが難点です。

コストフリーなカプセル式は、交換時に埃が舞い上がる欠点があります。

私は両方のタイプを購入して使用しているので、それぞれの短所がわかります。

最近気づいたのですが、実はCL182FDは、紙パック式もカプセル式も併用ができます。

交換用の紙パックやダストバッグは別売りされているので、使用途中からそれぞれの方式に変えることができます。

なので、購入時に「紙パック式か?カプセル式か?」で、あまり悩む必要はないと思います。

一度に吸い込むゴミの量や使用頻度にもよりますが、私は清潔感がある紙パック式がおすすめです。

バッテリーがあるなら、CL182FD本体だけ買って使ってみて下さい。

まとめ、トルクとバッテリーに注意しよう

インパクトドライバーの場合、一般的に価格は「トルク強さ」「バッテリー」で決まります。

インパクトドライバーは小屋づくりに限らず、リフォームやDIYで必ず使う電動工具です。

予算に限りがあるでしょうが、できるだけ良いツールを購入いただく事をおススメします。

5万円以上と高額商品もありますが、性能と耐久性を考えると決して高い買い物ではないと思います。

価格はバッテリー次第で…

価格や性能の決め手はバッテリーです。
4.0AhのBL1840Bバッテリー

電動工具は「バッテリーの性能や何個付属するか?」で値段が大きく変わります。

電圧は18Vが主流ですが、14Vだって使えないことはありません。

電流は6.0Ahが主流となりつつあり、丸ノコで作業するにはそのくらい必要です。

インパクトが主使用でしたら3.0Ah×2個でも充電できれば、一日中の作業で十分足ります。

必要なトルクがあれば中古や旧タイプを安く購入するのも良いですが、バッテリーの劣化状況には注意が必要です。

バッテリーが共用できるので、同一メーカーにするのがおすすめです。

選ぶときはバッテリーの性能や価格に注目してみてください。

激安電動インパクトにご注意

電動インパクトは時々、ホームセンターで目玉価格(激安)で売られることがあります。

  • 信頼できるメーカーか?
  • バッテリーの性能は?(Ahや予備付き?)
  • トルク性能は140(N/m)以上あるか?

見かけた時は、落ち着いて上記の3点に注目して買うか検討しましょう。

メーカーはお好みに合わせて

電動工具に重要なバッテリーは、互換性ある安価な社外製も…
純正品を選ぶべき…

電動工具は海外メーカー製が増えてきました。

私は使ったことがないので情報を持っていません。

また、電動工具と互換性がある低価格の海外製バッテリーも見かけます。

社外製品なので工具本体に不具合が発生する可能性もあります。

できれば純正品を使った方が良いと思います。

バッテリー共用を考えるとおのずと…

20年前の当社旧工場では、日立やRYOBI、マキタの電動工具が混在してました。

バッテリー共用のために、いつしかマキタ製(makita)に統一されてきました。

比較されやすいHiKOKI(日立工機)の商品も良いと思います。

今回はたまたま長年使ったことがあるので、マキタ製の商品を紹介してみました。

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